訪問介護のヘルパーさんはお手伝いさんとは違い、ご利用者様が生活していくために必要な部分だけを支援するサービスです。ご利用者様がご自身でできることはしていただき(身体を動かしいていただき)、ご利用者様の身体能力を維持し、低下させないことも大事な仕事の一つです。
ヘルパーさんはご利用者様宅を毎日訪問するわけではありません。ご利用者様宅を定期的に訪問した際に、身体介護や生活援助を機械的に行うのではなく、コミュニケーションをとることにより、ご利用者様の身体の様子(前回の訪問時との変化)を読み取ることも大切です。
またこのことは、一人暮らしでご家族が近くにいらっしゃらない方には、大切な安否確認の手段になりこともあります。
訪問介護は、ご利用者様やご家族様にとって存在価値の高いお仕事です。
ご利用者様への介護サービスの内容は、ご利用者様本人・ご家族様・ケアマネージャ等を交え担当者会議を開催し決定され、その内容に基づき訪問介護サービスを行います。登録ヘルパーさんが初めてご利用者様宅を訪問する際には、サービス提供責任者が同行し丁寧に指導します。
訪問介護は、身体介護と生活援助に分けられます。
身体介護は、文字通りご利用者様の身体に関わるサービスです。日常生活を送るための身体能力や意欲を向上させるためにご利用者様と一緒に行うサービスです。
生活援助は、ご利用者様の家事代行的なサービスです。身体介護以外のサービスで、原則的にご利用者様本人やご家族様ができない場合に限り、ご利用者様本人に関わる内容のみヘルパーが援助します。